コミュニティチームからの更新です。
津波による被害を受けた地域では、危険なため
必ず移転をしなくてはいけない地域(災害危険区域)と、
移転をするか現地再建をするかの選択を迫られている地域があります。
このうち、災害危険区域内に暮らしていた方の多くは
現在も仮設住宅に入居されていますが、今春から集団移転が始まります。
移転先は以前の住環境とも異なり、仮設のコミュニティーとも違うので、
震災以前に形成されていたコミュニティーは大きく変化することになります。
そこで、震災前にあった伝統や文化の再生・継承が
今後のコミュニティー形成のポイントの1つになります。
りるまぁとでは、若林区の野菜を販売することで
若林区の魅力・現状をお伝えしていますが、若林区には
地域で獲れる食材を使用し、自然環境にあった食文化があります。
今回は荒浜に伝わる伝統料理である「に」の紹介をします。
荒浜には震災前、海野豆腐店という地元では有名なお豆腐屋さんがありました。
そこでは分厚くとても存在感をもつ油揚げが人気でした。
その油揚げを使用した伝統料理が「に」です。
「に」という名前の由を 地元の方にお伺いしたところ…
煮物という意味に由来する「に」なのか、
仏事で食べられる際、振舞われる順番が2番目だったことから「に」と
呼ばれるようになったのかよく分からないそうです。
しかし後者が有力のようでした。
甘めの味付けがとてもおいしいお料理です![0回]
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