こんにちは。今回はコミュニティチームからダイラタンシーがお送りします。
コミュニティチームって何やってんの?と思う方も多いと思うので、簡単な説明をしたいと思います。
コミュニティチームは移転によるコミュニティの問題への取り組みや地域との関係づくり、そして今は主に地域の震災の記録集づくりをしています。
この記録集は現在、ボランティアハウスがある笹屋敷という地域の全世帯に震災時の行動、心情などを聞き取り調査をして、後世のための教訓にしようということで、町内会の方から依頼があって行っています。
今回はその記録集づくりの中で地域の方から聞いたお話を一つしたいと思います。
お話を伺った方は、農家の方で震災前はたくさんの種類の野菜をつくっていた方でした。
その方は震災前は野菜の移動販売をしていたそうです。
(ちなみに、移動販売は昔はたくさんの農家さんが行っていて、今でも何人かはやっています。)
どんな感じかというと、軽トラックに野菜を積み、住宅街を走り、その場で売っていたそうです。
ちょうど焼き芋を売る感じですかね?
やっぱり、何よりもうれしいことは直接、消費者と話ができて、
「この前のトマトおいしかった。」「今日はあの野菜ないの?」
とか消費者の生の声が聞くことができたことだそうです。
それで、「がんばっておいしい野菜つくらなきゃ。」とモチベーションがあがったそうです。
現在は津波で農機具が流されてしまい、もう移動販売ができるほどの規模ではありませんが、今も野菜をつくり続けています。
ちなみに、このお宅で採れた枝豆はすごくおいしかったです。
りるまぁとも消費者の生の声をこんなふうに伝えられたらいいですね。
そして、またこのような移動販売が若林区に増えたらいいですね。
以上、コミュニティチームからでした。
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